トナラーって病気なの?そう感じる理由と迷惑行動への5つの対処法を徹底解説!

トナラーって病気なの⁉

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わざわざ隣にくるトナラーってなんか不快…。もしかして病気なの?

トナラーって病気と関係があるって本当…?

病気だとしたら、どうやって対処するのがいいの?



空いてるのにわざわざ隣にくるトナラーって本当に嫌!
私も何度も嫌な思いをしてきて、嫌がらせなんかじゃないかって思ってた。


でもある時、「トナラーって、もしかして病気なんじゃないの?
という情報を目にしたことがきっかけで、少しずつ見方に変化が…


この記事では、トナラー行動の理由や病気とのつながり、
そして、トナラーが病気かもしれない時の対処法まで徹底解説しています。


トナラーに対して、「この人なんかわからないけど変!」と感じていたことが、
解決できますよ。



この記事でわかること
  • なぜトナラーは不快なのか?5つの理由
  • 病気かも?と思ってしまうトナラーの特徴4選
  • トナラーの行動と病気の意外なつながりとは?
  • 病気かもしれないトナラーへの対処法と気をつけるべき5つのポイント



なぜトナラーは不快なのか?5つの理由



トナラーをなぜか不快って思うことありませんか?
そう思う5つの理由を解説していきます。

なぜトナラーは不快なのか?5つの理由
  • 距離が近くて気持ち悪い
  • 行動の意味がわかなくて怖い
  • じろじろ見てきて気分が悪い
  • 音やにおいが迷惑
  • 荷物や体が当たって不快



距離が近くて気持ち悪い


トナラーを不快に感じる一番の理由は、距離が近すぎること



誰でも、他人とはある程度の距離を保ちたいですよね。
だって、パーソナルスペースを守りたいから。

知らない人が必要以上に近づいてくると、落ち着かなくなってしまうんです。


例えば、

  • ガラガラのカフェで、わざわざ真横に座られたら
    え?なんでここに座るの!?」と、落ち着かなくなる
  • 駐車場で、出入り口に近いわけでもなく、ガラガラなのに隣に停められたら、
    他にいくらでも停める場所があるのに…」と、ため息がでる



こういう話をすると、「そんなの気にしすぎ」と言う人もいるけど、
ガラガラなのにわざわざ近くにこられたら、「なんか気持ち悪い…。」って感じるのは当たり前。



自分の感覚を押し付けて、人の感覚を否定しないでほしいよね。

まこ

自分を守るための当たり前の感覚だから、
人の言うことなんて気にしなくて大丈夫!



行動の意味がわからなくて怖い


トナラーって、ただ距離が近いだけでなく、行動の意味がわからないことも、
不快・怖いと感じてしまう原因なんです。


人って、相手の行動が予想できたり、相手の行動に理由があるとわかれば、
近くても少しは安心できるよね。


でも、行動の意味がわからない相手には、
何かされるのでは…?」と怖くなってしまう…。


例えば、

空いているバスに乗っていたら、隣の席にわざわざ男性が…
ぴったりくっついて、ちらちらこっちを見てくる。
何がしたいのかわからなすぎて、とても怖かった



一方で、

空いているカフェの窓際の席でゆっくりしていると、おじいさんが真横の席に
なんで隣に?」っていらっとした時、
目が悪くて、明るくないとメニューが見えなくてね。」と、おじいさんが一言。
その瞬間、不快感が一瞬で消えた



理由がわかれば少しは安心できるけど、わからないと、
怖くてものすごくストレスだよね。


何かされるかも…」と、最悪のケースまで考えてしまうこともあるし…。



もちろん、「たまたま隣になっただけだよ。」っていう場合もあるかもしれないけど、
こっちからしたらから、怖くて不快でしかないんです。


まこ

行動の意味がわからないトナラーは、恐怖すら感じちゃうよね



じろじろ見てきて気分が悪い


トナラーの中には、ただ近くに来るだけでなく、
じろじろ見てくる人もいて、本当に気分が悪いですよね。


なぜなら、スマホや本をのぞき見したり顔をじっと見たりする行動は、
プライバシーの侵害だし、気遣いのかけらもない行動だから。

以前、電車で隣に座った人が、私のスマホを横目でちらちら見てきたことがあって。
最初は気のせいかと思ったけど、やっぱり見てる…。

本当はすぐにラインを返したかったけど、見られるのが嫌でスマホを閉じてしまった



こんな話をすると、「たまたま目が合っただけでしょ」、「自意識過剰じゃない?」って
言う人もいるけど、「見られてる気がする」って感覚は、絶対気のせいなんかじゃありません



まこ

我慢しないで、自分の感覚を信じて大丈夫。
じろじろ見るなんて、ありえない…。さっさと離れてしまおう。




音やにおいが迷惑


トナラーに近づかれるだけでも嫌なのに、
音やにおいまでするとさらに迷惑


というのも、イヤホンから音漏れしてたり、香水やタバコのにおいがきつかったり、
体臭がすると、気にしないではいられないから。


さらに、音やにおいに酔って、体調を崩してしまうことだってあるよね。

電車でこのタイプのトナラーに出会ってしまった時は、もう最悪…。
真横に座ってきて、イヤホンから音が漏れてるうえに、香水もかなりきつい

仕事帰りで疲れていたのもあって、
電車の揺れと、トナラーの音と匂いに酔って気持ち悪くなってしまった…



もちろん、音やにおいは個人の自由だけど、
他人の迷惑になるなら、それって、単に自分勝手なだけ
音や匂いって自分では気づきにくいからこそ、マナーとして気をつけるべきだよね。


まこ

近くにいるだけでしんどい…」と感じたなら、
遠慮せずその場を離よう



荷物や体が当たって不快


隣にこられるだけでも嫌なのに、
荷物や体が少しでも触れると、もう最悪


だって、パーソナルスペースに入られるだけでもストレスなのに、
知らない人の体や荷物が触れるなんて、本当に不快でしかない…。




例えば、

電車でおじさんが肩掛けバッグを膝にドンと置いて、隣に座ってきた。
そのバッグがこっちの太ももに当たってて、狭いし気になって落ち着かない

さらに、「なんで当たってることに気づかないの?」っていらっとする



もちろん、電車やバスが混んでいたら、多少は仕方ないけど
ガラガラなんだから、もっと離れてよ。」って思いますよね


人に当たる距離で隣に座るなんて、相手への気遣いが足なりなさすぎ


まこ

こっちが我慢する理由なんてないんだから、嫌だと思ったら、
当たってる荷物を押し返してみたり、 さっさと他の席に移動しちゃおう



病気かも?と思ってしまうトナラーの特徴4選



不快なトナラーの中でも、特に「異常」、「病気かも…」って感じてしまうこと、ありませんか?
そう感じるトナラーの4つの行動を紹介します。

病気かも?と思ってしまうトナラーの特徴4選
  • 距離がやたら近い
  • ガラガラに空いていても隣にくる
  • じっと見てくる
  • 相手が嫌がっていてもトナラーをやめない



距離がやたら近い


やたらと距離をつめてくるトナラー
あの距離感、どう考えても異常です。


だって、人にはちょうどいいと感じる人との距離感(パーソナルスペース)があって、
それは相手も同じはずなのに…


まるでパーソナルスペースなんて無いかのように近づいてくるから。



例えば、

  • 電車で、わざわざ隣にぴったりと座ってくる人
  • 駐車場で他にたくさんスペースがあるのに、
    なぜかギリギリの位置に車を停めてくる人
  • 空席の目立つバスで、2人席に座っている人の隣に座る人



もちろん、単に気にしないだけの人もいるとは思うけど、
やたらと距離が近いと、やっぱり不快になるよね。



まこ

この距離、無理!」と感じたら、どんどん離れましょう。



ガラガラに空いていても隣にくる


ガラガラなのに、わざわざ隣にくるトナラー
この行動にも、異常さを感じます


なぜなら、広い場所では人のすぐそばを避けるのが普通の感覚だから。
それなのに真横にこられると、「この人おかしくない?」って思っちゃうよね。

例えば、
ほぼ無人のカフェで静かに過ごしていた時、なぜか隣の席にぴったりと座ってくる人
窓際や広いテーブル席が空いてるのに、なんで?



もちろん、「たまたま目に入った空席が隣だっただけ」って人もいるかもしれないけど、
そこまで周りが見えてないって、なんかおかしいよね
病気かも…」ってちょっと思っちゃう。


だから、「空いてるのになんでわざわざ隣に…?」と感じたときは、
その違和感をちゃんと信じてあげて


まこ

あなたの感覚は、間違ってないから安心してね。



じっと見てくる


じっと見つめてくるトナラーもいるんです。
全く知らない人をじろじろ見るなんて普通じゃない


普通は、何か気になることがあったとしても、
相手を気遣ってあからさまにじろじろ見ることはしないよね


それに、相手を怒らせてトラブルになるかもしれないし…。


そういうことを全く気にしていないから、「この人、変じゃない?」と感じてしまうんです。

具体的には、
駅のベンチで電車を待っていた時、隣からすごく視線を感じた
目が合ったわけでもなく、話しかけてくるわけでもない。

なんだか怖くなって、席を離れるしかなかった…。



見るくらい自由でしょ」、「ぼーっとしてただけじゃない?」と言う人もいるかもしれないけど、理由はどうあれ、じっと見てくるトナラーは不快に感じて当然ですよね。

まこ

見られている気がする」、「なんかイヤだな」と思ったら、
無理せずそっと離れよう



相手が嫌がっていてもトナラーをやめない


こっちが嫌がっているのに、全く気にせずトナラーし続ける人は、
本当に異常で怖いですよね。


だって、人と関わる時、「相手がどう感じているか」を想像するのって、とっても大事だから。
大抵の人は、いつも相手の気持ち自分がどう見られているかっていうのを意識しているもの。


だから、相手が嫌そうな顔をしても距離を取っても
まるで気づかない人は普通じゃないと感じてしまう


例えば、

  • トナラーが嫌で席を移動したら、ついてきてまた隣に座る
  • 体をずらしたりため息をついたり、あからさまに嫌がっている素振りをしてもやめない
  • 勇気を出して「当たってるんで離れてください」と言っても、ポカンとしてる



ただ鈍感で、嫌がっていることに気づかず悪気はなかったのかもしれません。
もしかしたら、もともと人の気持ちを汲み取ることがすごく苦手なのかも


でも、ここまでされたら「なんかの病気なんじゃない?」って感じてしまうよね。
異常だと思ってしまうのも無理ないよ…



まこ

嫌がっていてもやめない相手には、早めに距離を取るのが一番!



トナラーの行動と病気の意外なつながりとは?



どこか異常だと感じるトナラーは、
不安障害発達障害を抱えている場合があります。


なぜなら、不安障害や発達障害の特性による行動が、
トナラーの行動と似ているところがあるから。


ただ、トナラーがみんな病気を抱えているわけでも、
病気を抱えている人がみんなトナラーするわけでもないということは、理解しておこうね!


それでは、トナラーと病気の関係を解説していきます。

トナラーの行動と病気の意外なつながりとは?
  • 不安障害である広場恐怖症はトナラーっぽい行動に見えることがある
  • 発達障害の特性によってトナラーっぽい行動に見えることがある

不安障害である広場恐怖症はトナラーっぽい行動に見えることがある


広場恐怖症を持つ人の行動が、トナラーっぽく見えることがあります

広場恐怖症(アゴラフォビア)とは、
公共の場や交通機関で逃げづらい状況に対する強い恐怖を持つ不安障害。
多くの場合、パニック障害に伴って発症します。
パニック発作への恐れから回避行動が見られます。
(引用元:広場恐怖症 | 日本精神医学研究センター



それは、広場恐怖症の人は、人を避けようとして動いていたら、
逆に近くにいるように見える
ことがあったりするから。


また、助けてくれそうな人の近くに寄っていってしまったりすることもあるんだよね。

例えば、
すぐに逃げることができない電車やバスの車内などでは、
パニック発作を起こしてしまうかも…」という不安に襲われてしまう。



だから、何かあればすぐに助けを求められるように、あえて人の近くを選ぶ人もいるみたい。


不安な気持ちもわかるけど、ちょっと自分勝手じゃない?」と思ますよね。



でも、本人にとっては不安を和らげるための行動だったりするんです 。
広場恐怖症の人は不安が強すぎて、無意識に体が動いてしまうんだね。


まこ

人それぞれ、いろいろな事情を抱えてる
行動の理由を知ることで、自分も相手も少し楽になれるよ。



発達障害の特性によってトナラーっぽい行動に見えることがある


発達障害(特にASDやADHD)のある人は、社会的距離の感覚にズレがあり
悪気はなくても、近すぎる空気が読めないといった行動をとってしまうことがあります。


具体的には、以下の4つのような行動がトナラーっぽく見えてしまう原因です。

こだわりが強すぎるところ


発達障害の特性である“こだわりがトナラーのように見えることがあります


なぜなら、自閉症スペクトラム症(ASD)の特性の1つに、
特定の物や行動、ルールなどに強い執着を示すこだわりがあるから。


これは、想像する力が弱く、いつもと違う状況に対して不安を感じやすいので、
決まった行動をすることで安心するからなんです。

自閉症スペクトラム症(ASD)とは、
社会的なコミュニケーションの困難さや、
場所・人・特定の行動に対する強いこだわりなど、
いろいろな障害特性のみられる発達障害のひとつです。
この障害特性により、日常生活や社会生活において困難さを感じることがあります。
(引用元:自閉スペクトラム症とは – 日本自閉症協会



例えば、

いつも同じ時間に、同じ電車に乗り、同じ席に座る

発達障害を持った人にとってはいつもと同じ行動・同じ場所が安心
だから、いつもの席に誰かが座っていた場合、
仕方なく隣に座ってトナラーだと思われてしまうことも…。



もしくは、

端からつめる、というルールを守ろうとしている

インプットされたルールを守ろうとするための行動で、
本人にとっては変更することが難しい場合も多い。
端からつめた結果、空いているのに隣に座ってしまい、トナラーだと思われてしまう



そういう事情を知らなければ、配慮が足りない無神経な人」と思ってしまうかもね。
発達障害は、見た目ではわからないことが多いし…。


でも、これらの行動は、発達障害の特性による行動の場合もあり、
発達障害を持った人にとって、気持ちを落ち着けるための行動なんです。

まこ

もちろん、不快なら「距離をあけてください」と伝えていいんですよ。
それはあなたのためでもあるし、相手が気づくきっかけにもなります



人との距離感がつかみにくいところ


発達障害の特性として、相手とのちょうどいい距離感がわからず
トナラーのように見えてしまうことがあります。


自閉スペクトラム症(ASD)
では、人との距離感覚にずれがあることが多い。
パーソナルスペースが狭く、他人に近づきすぎてしまうんだね。

実際に、自閉症スペクトラム症の人と関わったことがある人からは、
顔が近すぎて会話がしにくい
肩にぶつかってしまう
などの声がよく聞かれます。



なので、人とのちょうどいい距離感がわからず、
近づきすぎて迷惑なトナラーだと思われてしまうこともあるんです。


事情があったとしても、距離が近いと居心地が悪くて迷惑 !」という気持ち、よくわかる。



でも、発達障害を持っている人にとって、
これらの行動は本人にもどうしようもないことが多い


決して、わざとやっているわけではないんです。

まこ

だからこそ、「もしかして、わからないだけなのかも」と思えば、
少し視点が変わって気持ちが落ち着きますよ



衝動的に行動してしまうところ


発達障害の特性として見られる“衝動的な行動”が、トナラーのように見えることも


ADHD(注意欠如・多動症)
のある人は、
やりたい」と思ったことをすぐ行動に移してしまう傾向がある


この衝動性は、自分でもコントロールが難しいことが多く、
考えるより先に体が動いてしまうんです。

ADHD(注意欠如・多動症)とは、不注意(集中力がないなど)、
多動性・衝動性(落ち着きがない、順番待ちができないなど)の
2つの特性を中心とした発達障害です。
(引用元:ADHDについて | メディカルノート


例えば、

  • 空いている電車の中で、ぱっと目についた席にそのまま座ってしまう
  • ふと気になったスマホ画面をついのぞき込んでしまう
  • 人の顔を無意識にじーっと見てしまう



本人に悪気はなく、「あっ」と思ったときにはもう行動してた
っていうことが多い。


こういう行動が、結果的に「なんでそんなに近づいてくるの?」と、
トナラーっぽく見られてしまう原因になってしまうんです。


でも、公共の場でそんなことされたら不快なのは当たり前


ただ、ADHDの衝動性は「わざとやっている」のではなく、
思わずそうしてしまった行動
なんです。


頭では「やっちゃダメ」と思っていても、気づいたら動いていた…。
そんな苦しさを抱えている人も少なくありません


まこ

もちろん、不快に感じたら距離をとって大丈夫。
でも、「わざとやってるわけじゃないのかも」と思えたら、
少しだけ気持ちが楽になるよね



空気が読むのが苦手なところ


 発達障害のある人の“空気の読めなさ”が、トナラーのような行動に見えることがあります


自閉スペクトラム症(ASD)
ADHDの人は、
人の気持ちや場の雰囲気を察することが苦手


そういった感覚を、自然に身に着けることが難しいんです

例えば、

  • 空いているカフェでわざわざ隣の席に座ってくる
    →「空いているのに隣に座るのは変だな」などと、場の雰囲気を察することが苦手

  • 駐車場でガラガラなのに隣にピタッと止めてくる
    →「空いているなら間隔をあけたほうがいい」という暗黙の了解がわからない

  • あからさまに嫌な態度をとっているのに離れない
    →「嫌がっているからやめよう」などと、相手の気持ちを汲み取ることが難しい



こっちからすれば、「もうちょっと周りを見て考えてよ!」と思うような行動でも、
障害を持っている人にとっては、「ただ座っただけ」だったり…。



空気を読めないなんて、ただのマナー違反でしょ」と、思いますよね。



でも、発達障害の人にとっては、
“空気を読む”というのは意識して学習していく難しいことなんです。


だから、わざとではないのに、誤解されやすいことも
もちろん、不快に感じたら無理に我慢する必要はないんだよ。

まこ

もしかして、この人はわからないだけかも」と知っておくことで、
心が軽くなることもありますよ



病気かもしれないトナラーへの対処法と気をつけるべき5つのポイント



トナラーを、「この人は病気かもしれない」と思ったとき、
どう対処すればいいのか困りますよね。


そんな病気かもしれないトナラーへの対処法と注意点を解説します。

病気かもしれないトナラーへの対処法と気をつけるべき5つのポイント
  • ヘルプマークをつけているか確認する
  • 静かに離れる
  • 隣に座られない場所を選ぶ
  • 話しかける時は優しく簡単に伝える
  • 相手の気持ちを想像してみる


ヘルプマークをつけているか確認する


もしトナラーに出会ったら、
まずはその人がヘルプマーク」を身につけていないか確認してみましょう。


なぜなら、ヘルプマークは、見た目にはわからないけれど、援助や配慮を必要としている人が、
周りの人にそっと知らせるための目印
だから。


発達障害や広場恐怖症などの不安障害を抱えている人が、つけていることがあります。

パニック障害を持っている知人も、
いつパニックになるかわからないから、とにかく人が近くにいないと怖くなる
って言ってた。

パニックになった時に、近くにいる人にすぐに助けてもらえるように、
裏にしてほしいことを書いたヘルプマークを常に持っているんだって。



周りから見たら不思議な行動でも、本人は不安に襲われているかもしれません。


ただ、「マークがあってもどうしていいかわからないよ…」と思う人もいるよね。


ヘルプマークは理由があることを知ってほしいという意思表示でもある。
だから、知ってもらえるだけで、十分な場合もありますよ


まこ

なんか変な人」じゃなくて、
助けが必要な人」かもしれないと思えたら、心に少し余裕が持てますよ



静かに離れる


もし病気かなと感じるトナラーに出会ってしまったら、言葉や態度で伝えるより、
静かにその場を離れるのがいちばん安全です。


もし、相手が発達障害や精神的な病気を抱えていたら、
ささいな事でもストレスを感じて、パニックになってしまうことがあるから。


例えば、

  • 広場恐怖症やパニック障害のある人は、他人の表情や声の大きさにとても敏感

    怖がらせてしまった」「責められている」と感じることで、
    パニックになることもある

  • 発達障害のある人は、大きい声や音に敏感、予想外のこと・いつもと違うことが不安

    急に話しかけられたり、怒ったような声を出されたりすると、
    フリーズしてしまったり、パニックになってしまうことがある



こっちが被害者なのに、なんで私が気を使わなきゃいけないの?」って思うよね。




でも、相手がどんな人かわからない以上、
トラブルにならないように自分を守ることを優先しましょう

まこ

「静かに離れる」ことは、自分にも相手にも優しい対処法です。



隣に座られない場所を選ぶ


最初から隣に座られにくい場所を選ぶのも効果的な対処法です。


だって、こちらがどれだけ気を使っていても、
こちらの気持ちを察してくれない人っているから


具体的には、

  • 空いている電車なら、片側が壁になっている端の席に座り、
    反対側に荷物を置いておくことで隣に座れないようにする

  • カフェなら、壁際やカウンター席の端っこの席、1人席を選ぶ

  • 駐車場では、片側が柱や植木に面している場所に停めたり
    わざとななめに停めたりすることで、隣に停めにくいと思わせる



なんで私がわざわざ場所を選ばなきゃいけないの?」って思っちゃうよね。
ほんとなら、みんながお互いに気をつかってほしい


でも実際は、そうじゃない人も、そうできない人もたくさんいる…。


だから、「隣に来られて嫌な思いをする前に、隣に来られないようにする」、
と、先にできることはやっておこう


まこ

小さな工夫で毎日のストレスを減らせるなら、
それに越したことはないよね。



話しかける時は優しく簡単に伝える


病気かも、と思うトナラーに声をかけるときは、
やさしい口調、簡単な言葉で伝えることが大切。


それは、相手が発達障害や精神的な不安を抱えている場合、
突然話しかけたり、怒ったように言ったりすると、
強いストレスを与えてしまうことがあるから


また、自閉スペクトラム症(ASD)の人は、
「遠回しな言い方」や「言葉の裏を読む」がわからないことが多いから。


例えば、

  • こっちを見ないでほしいな…」と表情や態度で表しても、
    発達障害を抱えている人にはわからない場合が多い


    →「すみません、スマホを見ないでください」などと具体的に短く伝えよう


  • 急に怒られたり、予想外のことが起こると、
    不安になってパニックになってしまう人もいる

    相手が不安そうな顔していたら、目を合わせ、静かに優しい声で話しかけよう



こっちが配慮するの、なんだか納得いかない…」という気持ちも、もちろんわかります。
不快な思いをしているのはこっちなのに、って思うよね。


でも、優しく分かりやすく伝えることで自分も守れるなら、その方がお互いのため

まこ

自分のためにも、相手のためにも
もし話しかけるなら優しくわかりやすく伝えよう。



相手の気持ちを想像してみる


トナラーに遭遇して、いらっとしたときこそ、
「何か事情があるのかも」と想像してみることが大切です。


もしかすると、その人は、不安や緊張を抱えていて
誰かのそばじゃないと落ち着かないのかもしれないから。



それに、自分の行動が人にどう見えるのか、うまく想像できない人かもしれないから。


例えば、

  • 広場恐怖症の人は「一人になるのが怖い」という理由で、
    人のそばに行ってしまうことがある。
  • 発達障害の人は、「いつもここに座ってるから」というこだわりや、
    目に入ったから座っただけ」と、本人は変なことをしているつもりはなかったりする



いちいち相手の事情なんて考えてられないよ…」って気持ち、すごくよくわかります。
もちろん、すべてのトナラーに優しくする必要はありません



でも、「なにか事情があるのかも」と想像するだけで、心が軽くなることも

まこ

相手のことを考えることは、他人のためだけじゃなく、
自分のためにもなるんだよ



まとめ:トナラーは病気を抱えていることもある



なんでわざわざ隣に来るの?
わざとやってるの?


そんなふうに思ってしまうトナラー行動。
不快に感じるのは当たり前です。


私も何度も経験して、そのたびに悩まされてきました

トナラーの悩みを解消し、毎日を快適に過ごせるようになったストーリーが気になる方は、
こちらの記事をご覧ください。



でも、今回解説したように、
トナラーの中には不安障害や発達障害などを抱えている人もいます


距離感がわからなかったり安心したくて人のそばに寄ってきたり
本人は「変なことをしてる」つもりなんて、まったくない場合もあるんです。


だからといって、こちらが我慢し続ける必要はありません
もしかしたら病気かもしれないということを意識しつつも、自分のために行動していいんです


大切なのは、「なんか嫌だった」で終わらせないこと


トナラーに出会ってしまっても、もしかしたらそういう事情なのかも」って思える余裕が、
あなたの心を軽くしてくれます



トナラーを不快だと思う理由を解説しています。

なぜトナラーは不快なのか?5つの理由
  • 距離が近くて気持ち悪い
  • 行動の意味がわかなくて怖い
  • じろじろ見てきて気分が悪い
  • 音やにおいが迷惑
  • 荷物や体が当たって不快


「異常」、「病気かも」と思うトナラーの行動を解説しています。

病気かも?と思ってしまうトナラーの特徴4選
  • 距離がやたら近い
  • ガラガラに空いていても隣にくる
  • じっと見てくる
  • 相手が嫌がっていてもトナラーをやめない


トナラーと病気のつながりについて解説しています。

トナラーの行動と病気の意外なつながりとは?
  • 不安障害である広場恐怖症はトナラーっぽい行動に見えることがある
  • 発達障害の特性によってトナラーっぽい行動に見えることがある
  • こだわりが強すぎるところ
  • 人との距離感がつかみにくいところ
  • 衝動的に行動してしまうところ
  • 空気が読むのが苦手なところ


病気かもしれないトナラーの対処法と注意点を解説しています。

病気かもしれないトナラーへの対処法と注意すべき5つのポイント
  • ヘルプマークをつけているか確認する
  • 静かに離れる
  • 隣に座られない場所を選ぶ
  • 話しかける時は優しく簡単に伝える
  • 相手の気持ちを想像してみる